連帯責任。忘れられつつある日本文化。

 

連帯責任。忘れられつつある日本文化。

うちに来たクライアントに80才代の
高齢者男性がいる。

 

この前こんな質問を受けた。
小学生の孫にこんなことを言われたらしい。

「6人で班を作って工作をしてたときに隣りのAちゃんが
うるさくて先生に叱られたんだ。そのとき僕らみんな叱られたんだ。

 

班長怒るならわかるけど
あの先生おかしいよ。僕は何も悪いことやってないのに・・
お母さんに言いつけたら今度先生に意見してくれるって」

 

 

その高齢者男性は、こういったらしい。。
「お前らひとつの班じゃないのか?班を作った意味を考えなさい。
じゃあどうしてお前はその子を注意してなおしてやろうとしなかったんだ。先生が正しい・・」

 

 

う〜ん

 

私にも同じような経験がある。

 

まだ90才近くで健在である祖父の家に
遊びに行った時のことだ。

 

当時多分小学5年生、
いとこやいとこの友達も来てみんなで10人位になった。

 

そして何して遊ぶか決めていた。
鬼ごっこ?
缶けり?
影鬼?(知らない人いるかなw)
高鬼?
・・・・

 

と何をするか考えていた。

 

鬼ごっこ  7
高鬼   2
どっちでもいい 1

 

という結果になった。

 

そこで言い合いになった。
そして一人がこういった。

 

「多数決できめればいいじゃん。。
鬼ごっこやりたい人てあげて!」

 

そのとき、そばで見ていた祖父が急に出てきて
多数決を提案した一人ではなく
みんなにこういった。

 

「多数決はやめなさい。みんなでとことん話し合え。」

 

結局何回か時間をかけて説得しw
高鬼派の2人を説得し
「みんながそこまで言ってるなら・・・」
ということで
鬼ごっこになったのだが・・・

 

少し開始までに時間が掛かってしまったが、
僕らは仲良く昼ご飯を食べることができた。

 

 

 

後になって祖父にそのことを聞いたところ・・・

 

「あれ(多数決)をするから後で喧嘩になるんだ。
じいちゃんの子供の頃にはあれはなかったぞ。

 

数に物言わせて、無理やり決める。
それに、数が多いほうが正しいと言えるのか?
それに一人だけが悪いわけじゃなかろう。」

 

 

そういえば、むかし
クラスの委員長(級長)を決める時
最初必ず、

 

「立候補する人いませんか?」

 

(しーん)

「推薦する人いませんか?」

 

OOさんがいいと思いまーす

 

そして
拍手できめる

 

 

これってもし学級がうまくいかなくても
誰の責任でもないんですね。

 

 

委員長・・・推薦で出てくる羽目になったw
推薦者・・・結局決めたのはみんなの拍手
みんな・・・誰が拍手したかあまりよくわからない

 

 

つまりみんなで決めた。

 

 

これが立候補で投票なら勝ち負けの世界に
なってしまう。

 

 

本来日本人とは弱気を助け強気をくじいて
仲良くみんなで助け合って生きてきた民族ではないのだろうか?

 

 

戦後変わってきてしまったが・・・

 

 

古事記をご存知の人は多いと思う。
しかし内容はご存知の人は少ないと思う。
古事記のものがたりにはこういったことが
わかりやすく書かれている


現在国家戦略なのか
どこかの国に教えるなと言われているのかわからないが・・

 

 

約1500年かけて作ってきた日本文化を
子供たちに伝えていくのも私たちの使命
なのではないかと思う。

 

ps
私がブログランキングに登録しないのも
そういう考えからである。

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